blog@sutougen

フィルムカメラについて書くブログ。Nikon FM / OLYMPUS TRIP 35を使っています

フィルムカメラでシャッターを切るときにふと『このひと押しが○○円』って考えてしまうことがないだろうか?

フィルムをやっている人ならわかると思うけど、フィルムカメラで写真を撮るっていうのはそれなりにコストがかかるもの。フィルム代、現像代に加えてCDデータ化代、さらにはプリント代まであり、1本のフィルムを楽しむのに2000円くらいになってしまう。たかだか36枚の写真を見るためだけにだ。

だから、写真を撮っている最中でも冒頭の『1シャッターいくら』みたいなことが頭をよぎり、露出や構図を変えて何枚か撮りたいところを、1カットで終えてしまうなんてことが多々あった。

でも、やっぱりそれじゃいけない。

だって、そうやってちまちま節約をしたフィルムでも、どうしても最後の数枚だけは雑になってしまうから。

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OLYMPUS TRIP 35 , D.Zuiko 2.8 / 40 , Fuji業務用100


これはぼくがよく現像してもらっている写真屋さんの入ったビルの1階。早く現像に出したい一心で、こんなふうにパパッと最後の数枚を終わらせてしまったりするのだ。この気持ち、フィルムカメラユーザーにはわかってもらえると信じている。

しかし。

本当にシャッターを切りたいと思える瞬間にはいつでも出会えるわけじゃない。だとしたら、そのタイミングは絶対に逃がしちゃいけない。たかだか数十円のために躊躇し、1枚しかシャッターを切らなかったがために失敗したことは何度もある。

思い入れのない写真を撮ってしまうくらいなら、気に入った被写体をとにかく撮って、1枚でもグッとくる写真を残せたらいい。

実はこうしてブログに書くのは自分自身への決意表明でもあったりする。ただぼんやりと『撮るぞ撮るぞ』と思ってるだけじゃなかなか踏み出せないから。次のフィルムは構図や露出だけじゃなく、フィルムの1コマ1コマの使い方にもメリハリをつけてみよう。


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フィルムカメラで撮ると特にきれいだなと思うのは、空。それも、晴れた日の青空は最高だ。

コツは、あんまり深いことは考えずレンズを空に向けること。それだけで味わい深い写真があがってくる。

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OLYMPUS TRIP 35 , D.Zuiko 2.8 / 40 , Fujicolor業務用100


どうだろう。絶妙なグラデーションではないだろうか。

実際の空はもっとのっぺり見えているんだけど、フィルムにしか捉えられない光の揺らぎがこんな世界を映し出してくれる(に違いない)

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OLYMPUS TRIP 35 , D.Zuiko 2.8 / 40 , Fujicolor業務用100


これは部屋の中から撮った1枚。夕方のちょっと手前。写真に適した時間ではないんだろうけど、この時間のはかなさみたいなのが写っている。

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OLYMPUS TRIP 35 , D.Zuiko 2.8 / 40 , Fujicolor業務用100


電線と空。

もうこんな写真なんかデジタルじゃ撮ろうとも思わない。試すことすらない。だけどフィルムだとどんな写りをするのか気になってついシャッターを切ってしまう。

デジタルとフィルム、被写体ごとに合う合わないあるんだろうけど空については圧倒的にフィルム。それが今のところの自分の結論かな。

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FH000028
OLYMPUS TRIP 35 , D.Zuiko 2.8 / 40 , Fuji業務用100

これはフィルムカメラを始めてから感じたことだけど、ぼくはデジタルのときは写真を撮りすぎていたように思う。

iPhoneやデジタル一眼レフだとまるでメモリーに限界がないかのように躊躇なく連写してしまう。いや、今はGoogle photoなんか保存容量無制限だから本当に無限に写真を保存できてしまう。だからか、目をこらさないと違いがわからないような写真がフォルダにたくさん残っている。さらにその中でどれが一番のお気に入り写真なのかわからない。どれを残すかっていう選定作業にも時間がかかる。

さすがにこんなにいらないよなぁ。

もちろん無制限であるがゆえにモノに出来たシャッターチャンスもあるだろう。しかしそれ以上に無駄な写真を量産している気がしてならない。

フィルムなんて1本24枚か、せいぜい36枚。デジタルだと飲み会にでもいけばあっという間になくなりそうな数だけど、実はそうでもない。露出やフォーカスはもちろんのこと、お金がかかってるから1ショットにかける時間はどうしても長くなる。そうしていろいろ悩んだ末の1枚はデジタルの数十枚より(自分の中では)価値がある。

そんなこんなで意識して最近は子供のイベントにデジタル一眼じゃなくフィルムカメラで行くようしている。子供の成長がわかる写真は妻だけでなく両家の親にとっても大事なもの。失敗すればどれだけ評価を下げるかわかったもんじゃない。

そんなプレッシャーを感じながら、カシャン…カシャンとFMのシャッターを切る。うーん、良い。やっぱフィルムはこの時間が最高なんだよな。

その日は結果も上々で、奥さんからもお褒めの言葉もいただいた。満足できる写真は36枚のうちの1/3くらいなんだけど、実際それくらいでじゅうぶん。

質と量のデジタルと思い入れのフィルム。そんな違いがあると思うんだ。

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