blog@sutougen

フィルムカメラについて書くブログ。Nikon FM / OLYMPUS TRIP 35を使っています

カテゴリ: デジタルカメラ

みなさんがカメラを選ぶときに一番大事にしているところって何でしょう?

ボディデザイン・メーカー・レンズの種類・シャッターフィーリング等、人それぞれ選ぶ基準が違いますよね。

そんな中で誰もが必ず気にしてしまう部分といえばやはりカメラの性能、いわゆるスペック(画素数とか連写性能とか、手ブレ補正とかそういうやつ)。進化を続けるデジタル一眼レフを買うならこのスペックの比較は避けて通れません。

ただ、本来メーカー同士の戦いであるそのスペック競争にユーザーである自分自身が巻き込まれてしまっていると感じてしまうときがあります。

街中でカメラを構える人を見れば自然と勝った負けたと考えてしまったり、自分には不要な機能に踊らされて高いカメラを選んでしまったり。その積み重ねで、本来好きで手に入れたはずのカメラがなんとなく微妙に見えてきてしまう…これがスペック競争に巻き込まれた人間の末路。

フィルムカメラは、そんな呪縛から逃れるのにうってつけなんです。

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先に自分自身の経験をざっくり振り返ると、ぼくが初めて買った一眼レフはCanonのEOS kiss x7i。50mm f1.8で撮った写真は当時使っていたスマホやコンデジとは明らかに違っていて、写真の質の上がり具合に感動したことを今でも覚えています。

それからしばらくはkissを使っていました。kissで家族写真もたくさん撮りました。

しかし、カメラについて調べていくうち、一部のユーザーから『カメラはフルサイズが基本でしょ』みたいな風潮があることを知りました。

なるほど。たしかにカメラの性能が上がればもっと良い写真を撮れるかもしれない。そう思ったぼくは次にCanonの5Dを買いました。

もちろんここでもそれなりに満足感はあったのですが、今考えるとこのときの満足感の正体は写真の質が上がったことではなく、5Dを手に入れたことそれ自体だったように思います。写真の変化だけでいえば、コンデジ→kissの方が大きかったからです。

だからそんな気持ちは長続きするわけもなく。

カメラ雑誌やウェブを見れば1DXに大三元レンズといったハイスペックな機材がこれでもかと掲載されています。SNSには『D850買いました』みたいな報告もチラホラ。

この状況で自分の価値観を見失わずにいるのって、結構大変だと思うんです。『俺はこれが好きだ!』って本心で思い続けられるかどうか。

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それに対してフィルムカメラです。

こっちはとうの昔にスペック競争は終わっていて、現在は生産すらされてません。大事なのはカメラ本体よりもレンズとフィルムと設定の組み合わせ。

そんなシンプルな世界でスペックを比べるのはほとんど意味がありません。だってどんなフィルムカメラを選んだとしても現在のカメラの足元にも及ばないから。当時の普及機であろうとフラッグシップ機であろうと今のカメラに比べれば子供のおもちゃみたいなもので、スペックを語る気にもならない。

だからフィルムカメラを選ぶときは必然的に自分が好きかどうか?っていうのが唯一の判断基準。好きでカメラを選んでいるから、他人のカメラも尊重する。フィルムカメラ界隈の人はそんなイメージ。

実際、ぼくもNikon FMを買ってからまわりからの視線が気にならなくなった。もし仮に街でフィルムカメラ使いに会ったら、感じるのは自分よりもいいカメラを使っているではなく、マイノリティとしての共感でしょう。どうしてこの時代にフィルムを使っているのかを聞いてみたいなぁと思います。

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雨が続いてますね。

この期間、最初のうちは撮らないまでもカバンにカメラを入れていたのだけど、最近は持ち歩くことすらしなくなってしまった。どうせ撮らないことがわかっているから。

どうしても雨だと傘が手放せないし、雨に逆らってでも撮りたいものっていったら家族のイベントくらいだし。

雨の日は濡れた道路に反射するさまざまな色の光がキレイで『ここでカメラがあれば...!』なんて悔やむこともあるんだけど、実際カメラを持っていたからといって傘をおいて撮影をするかと言われれば答えはノーに近い。

まぁ何が言いたいかと言うと、こんな感じでカメラを持って写真を撮れない日が続くともうストレスを感じる体になったんだということ。

これなら自分も立派なカメラ好きといえるのではなかろうか。


こんなときは部屋に手持ちのカメラを並べて愛機への気持ちを再確認でもしておくか。

もっぱらメインはFM、5Dは仕事用。父親からもらったAE-1PはFMに何かあったときのバックアップ。カメラの数を増やすというよりは、1台1台を大事に長く使っていきたいと思っています。

さて。

明日は小学生からの友人の結婚式。ムービーカメラマンとして呼ばれているので5Dメインで撮りつつ、あいた時間に良いフィルム写真が撮れたらプリントしてプレゼントしてあげたいと密かに計画している。

良い式になればいいなぁ。

きょう、2017年9月29日に新しくオープンしたビックカメラ京王調布店。調布市民のぼくにとってはここが自宅から最寄りの大型家電量販店になります。

今後利用していく可能性大ということで、早速フィルム関連の品揃えやサービスを見に行っていきました。

ちなみに調布は映画の街ということで駅の案内看板とかもそれを意識したものになっています。電車で来られる方は駅をチェックしてみてください。

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店舗は駅を出てすぐ。エスカレーターから出て目の前に見えます。

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オープン当日なのでさすがに混んでました。

とはいえカメラにしか興味ない私。オープン記念等々はスルーして3Fのカメラ売り場に向かいます。

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店舗がそこまで大きくないので、カメラコーナー自体もコンパクト。デジタルに加え、ドローンコーナーにもスペースが割かれていました。

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肝心のフィルムコーナーですが、混雑の影響もあり、なかなか見つけられず。結構な時間売り場をウロウロ。ようやく見つけたと思ったところあったのは…

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チェキでした。調布はファミリーも多いからこのへんはたしかに需要がありそうです。

ここからカメラ売り場をさらに探すもまったく見当たらないフィルム。

『もしや、フィルムを扱っていない…?』

そう思いかけたころ、ようやくフィルムコーナーを発見できました。それがこちらです。

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当然といえば当然ですが、売り場面積に対して非常に小さな扱い。これが昨今のフィルム事情。しかも半分は写ルンですなどのレンズ付きフィルムが陳列されていました。

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お目当のフィルムは全部でこのくらい。

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特別多くもなく少なくもない、家電量販店の一般的なフィルム売り場という感じでしょうか。ぼく自身そこまで多くのフィルム売り場を見ていないのであれなんですが、モノグラムとかポパイカメラのようなフィルム愛は望めなそうですね。

とはいえ、常用するには必要にして十分な品揃えのようにも思います。いや、むしろこの時代にここまでしてくれるだけでありがたいと言うべきでしょうか。もうちょっと寄った写真ものせておきます。

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ちなみに3Fにあるフィルムはすべて空箱。購入するときはこの空箱を1Fのレジに持って行き商品と交換してもらう形でした。

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きょうはフィルムを買う予定はないのでそのまま1Fに降りてみます。

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1Fでは写ルンですや写真関連雑貨、フォトブック系のサービスを展開しているようです。

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店員さん聞いたところネガの即日現像も対応しているとのこと。これはたぶんレジでの対応だと思うのですが、この日はオープン初日ということもありレジは激混み。まわりをゆっくり確認するのも迷惑になりそうだったのでいったんここで切り上げてきました。

ということで以上、本日オープンのビックカメラ京王調布店でした。フィルムの販売・現像・データ化を一通りしてもらえるのがわかったので、今後はこのビックカメラをメインに利用していくことになりそうです。フィルム売り場がなくならないように定期的に貢献していかないとなぁ。

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夏休みを使って家族でディズニーシーに行ってきました。

こういうとき写真好きによくあるお悩みが『どんなカメラを持っていくか?』ってことで、ぼくも持っているカメラは多くないとはいえフィルムかデジタルかでかなり悩みました。

というのも、フィルムとデジタルが持つ特性が違いすぎるだけでなく、それぞれのメリットがすごく際立っているからです。

デジタルは無限に写真が撮れるし、その場で撮ったものが確認できる。明るくても暗くてもカメラがなんとかしてくれるし、最悪映ってさえいればRAWからいじることが可能です。家に帰ったらすぐさまクラウドにあげて家族と共有なんてのもあっという間です。

一方のフィルムはどうか。

こっちのデメリットはデジタルのまんま逆ですね。撮影が難しいし、すぐに確認でできない。暗くなってからの撮影はなかなか厳しいものがある。唯一ともいえる良さがアナログならではの温かみのある写真が撮れることです。(自分も本当この一点に魅力を感じてフィルムを使っています)


以上を踏まえて、今回自分が持って行ったのはデジタル一眼レフ。CanonのEOS 5D。


やっぱり家族旅行で失敗は許されないし、動き回る子供に気をつけながら写真を撮るのもハードルが高い。夜にはホテルで『こんな写真撮れてます』なんてやったりもするし、結果的にこの選択で間違ってなかったと思っています。こんな感じでデジタル一眼は非日常だったり、2度とない瞬間を撮るのに優れているのかなぁと。

もちろんフィルムカメラをこういう風に使う人はいるだろうけど、自分の実力ではそこまでいくのはまだ無理。それならば、フィルムの良さを生かして日常を切り取る方が今の自分には合っているんです。

例えば、子供と近所を散歩するとか、家で食事をしている様子とか。

そういうなんでもない日常なら、いくらでもシャッターを切るチャンスがあるし、なんといってもフィルムで撮るとその日常がすごくよく映る(ような気がする)。

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日常の写真なんて家族に期待もされていないから現像まで気長に過ごせます。で、出来がったものを見ると『なんかいいじゃん』ってなる。フィルムにはそんな楽しさがありますよね。

というわけで、今のところ自分にとってデジタルは非日常を、フィルムは日常を撮るっていう使い分けになっています。どちらも持っているみなさんはどう使い分けていますか?コメントでカメラトークが出来たらうれしいです〜!


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渋谷のBunkamuraで開催されている写真家のソール・ライター展に行ってきました。

この展示がもうめちゃくちゃかっこ良くて、近所の人は絶対に足を運ぶべきイベントでした。

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ソール・ライターはアメリカの写真家さんで、もともとはエルやヴォーグといった一流のファッション誌の写真を撮っていた人。

だけど、いろいろ思うことがあってニューヨークで隠居生活に突入。

隠居生活中にせっせと撮りためたのがニューヨークの日常の美を切り取った写真で、ドイツの出版社がその写真を集めた書籍を出版して大ヒット。おじいさんになってから世界的に有名な写真家になった。

とはいえ自身はそのブームに乗ることはなく、朝起きて絵を書いて散歩して写真撮ってコーヒー飲んでっていう生活を晩年まで繰り返し続けた超アーティスト気質な人。ソール・ライターのことをざっくりいうとそんな感じ。

展示会ではそんなソール・ライターの写真がモノクロ時代のものからカラー写真まで、相当な数が展示されています。

で、やっぱりその多くが彼のライフワークと言えるNYの街角スナップなんですけど、もうそのセンスはクールそのもの。Bunkamuraのツイッターにパンフレットに使われている写真が紹介されてますね。




あえてレストランのガラス越しとか架鉄道の上からとか、まるで見ている人がNYを歩いているような視点でシャッターを切っています。

こんな風にして素人が写真を撮ると『ん?なんか見づらくない?』って言われるのがオチですが、やっぱり写真家は違うのだ。(ほかにもかっこいい写真がありすぎるのですが、紹介できないのでみなさんGoogleで検索してください)

で。

そのセンスもさることながら、ぼくが驚いたのはこの人はとにかく数を撮ってるってこと。

まだスマホもない時代から日々スナップを続けてきてるってことは、もしかしたら誰よりもNYを撮ってきた人間なのかもしれない。

これだけ続ければ奇跡的な瞬間に出くわすことも多いだろうし、ここで素晴らしい絵が撮れるかもしれないっていうインスピレーションも湧くでしょう。

ボツになった写真なんてそれこそ星の数ほどあって、その中のほんの一部がこうしてソール・ライター作品として世に出て、人に感銘を与えるんですよね。

偉そうに語るだけで何もしないクリエイターとはよく会うし、実際自分も中堅会社員になって後輩に任せることがどうしても増えてきているんだけど、やっぱり創作の基本は自分が手を動かすことで、それをいかに続けられるかが寿命を決めるみたいなところもあると思うんですよ。

実際ソール・ライターはおじいちゃんになるまで写真を撮り続けていたようですし。

こんなにセンスを持った人でもやってるんだから、自分はもっともっと頑張らねば。生み出し続けなければ。

自分は写真家ではありませんが、同じクリエイターの端くれとしてそんなことを思いました。

そういえば前に嵐の二宮くんが雑誌でゲーマーの悩みに対して『そもそも質問をする前にキミは何千時間もプレーしてから言ってるの?』って回答してたことがあったけど、それと似たような感じ。

いや、ちょっと違うか。

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ガラにもなくパンフレットの言葉を切り抜いてしまうほどソール・ライターに影響されてます。

とりあえず明日からカメラ持ちあるこうかな。



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