フィルムカメラで撮るブログ

35mmフィルムで撮った写真を紹介する日記ブログです

カテゴリ: フィルムカメラ日記

ライブドアブログからnoteにお引越しすることにしました。



今後についてですが、メディアが変わっても書くことは同じ。フィルムカメラで撮った写真やフィルムへの愛をつらつらと書いていきます。

もうすでにいくつかnoteを書いているので、もしよかったらリンクからご覧ください。

これまでこのブログに書いてきたものは移転せず、そのまま残しておこうと思います。今でも検索からそれなりに見にきてくださる方がいますし、自分にとってのメモ的な意味合いもあります。

これをそっくりそのままnoteにエクスポートするにはちょっと数が多すぎますしね。

長きに渡りご愛読いただきありがとうございます。今後とも変わらぬご愛顧を賜れますよう、どうぞよろしくお願いします。


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大好きな写真家・濱田英明さん(@HamadaHideaki )の影響で組写真にハマっています。

濱田さんは同ポジで撮った組写真( #同ポジ組写真)をツイッターにポストされていて、タイムラインには時折、濱田さんがレイアウトされた美しい組写真が流れてきます。



そんな濱田さんをマネさせていただいて #同ポジ組写真

IMG_6039
Nikon FM , Ai Nikkor 50mm F1.8S

やってみると、組写真ってすごく気軽で驚きました。

Google Photoなどのクラウドサービスを使っていれば作業はスマホだけ完結できます。手の空いたときにお気に入りの写真をクラウドからスマホにダウンロードし、そこからレイアウトアプリで写真を配置するだけで完成です。

(ぼくはMixooというレイアウトアプリを使っています。)
IMG_6052

それに、フィルムカメラをやっていると同ポジ用の写真素材はわりと豊富なんです。

というのも、フィルムで撮るときって、失敗が怖くて露出や絞りを変えて何枚か同じような写真を撮りませんか?(1枚でビシっと撮れればいいのですが...)

だから、同ポジ含め似たような写真がフォルダに結構あるんです。

IMG_6046

そして、そういうカットはたいていがどれか1枚しか公開されません。たとえ『僅差で落選』だったとしても。せっかくネガを1コマ消費して撮った写真だし、それはそれでもったいない。

そういうわけで、組写真により日の目を見た写真がたくさんあります。

IMG_6068

こういうのとかですね。

それに、組むことで見えてくることってやっぱりあるんですよね。
IMG_6058

遊具の好みとか、『やっぱり姉妹なんだなぁ』と思わされます。お姉ちゃんが楽しそうだから妹もやりたくなっちゃうのかな。

IMG_6066

これは娘に写ルンですを渡したときのカット。フィルム一眼レフを持ったぼくとたまたま撃ち合いになったときの写真を組みました。

お互いがファインダー越しに見ていた風景が1つの画像になってて、なんか面白いですよね。





ポイントは2枚で作ること





濱田さんによると、ポイントは『2枚で作ること』だそうです。

たしかに4コマだと何かしらのストーリー性や意味合いみたいなものが欲しくなってしまい、考えこんでいると腰が重くなってしまいます。

濱田さんの言う通り、気楽なのは2枚ですね。これならどんな写真を組んでも大丈夫。そんなユルさがあります。

しばらく組写真のために過去フォルダを漁る生活が続きそうです。

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これはアメリカ風景写真界の巨匠、アンセル・アダムス(1902-1984)の言葉だそうです。

1枚のネガからどんなプリントが出来るのか。プリントの表情は時間や技法、狙いによって変化し、1つとして同じ写真になることはない。

そんな意味合いの言葉です。音楽にも精通していた彼らしい表現だと言われていますね。


言われてみれば、たしかに楽譜は常に1つ。だけど、演奏する人や歌う人によってそアウトプットの形はガラリと変わります。

カバー曲なんかはわかりやすくて、桑田佳祐さんや大友康平さんが歌えばどんな曲も彼らのテイストになってしまうでしょう。ちょっと極端ですが、楽譜以上に演奏が存在感を発揮する例なのかもしれません。

話を写真に戻します。

アレ・ブレ・ボケの強烈な作品を見ると『森山大道さんが撮ったのかな』って思うようなものでしょうか。

どんなネガであれ、森山さんがプリントすれば必ず森山テイストになるのか?これも興味がありますね。


1枚のネガを3段階で補正してみる



そういうわけで、最近はぼくも自由に写真を補正しています。プリントはしないのでデジタルデータをPhotoshopで、ですが。

例えばこの写真。

0M4A2176-0
 Leica M3 , Summicron 50mm F2 , NEOPAN 100 ACROS

先日横浜をスナップしたときの赤レンガ倉庫の写真です。

スキャンデータをネガポジ反転してモノクロ化しただけのもので、現像後の素の状態がこんな色なんです。

これはこれでいいのですが、見る人によってはちょっと眠いと感じる人もいそうです。

次に、暗室でのプリントをイメージして少しデータをいじっていきます。

0M4A2176-1

いかがでしょうか。コントラストを強め、黒を締めました。

先ほどの写真に比べて、より力強い印象を受けます。レンガも重厚そうな雰囲気です。人目を引くにはこれくらいメリハリがあった方がいいのかもしれませんね。

先日ブログで紹介した写真もこのくらいの補正レベルでした。

やりすぎず、モノクロフィルムらしい見え方もしているので万人受けする仕上がりと言えそうです。

さらに、手を加えると...

0M4A2176-2

どうでしょう。

ちょっとアクロスっぽくはないですが、ここまでくると『アート』『作品』と言いたくなるような写真になりますね。

空や地面の質感はぐっと強調され、肉眼で見ていた以上のインパクトに。1枚目に比べると立体感も全然違っています。

もしかしたら『CGみたいだな』って思う人もいるかもしれません。


1つのネガからこれだけのバリエーションが出来るんですから、やっぱりネガは楽譜でプリントは演奏。

どちらのレベルも高めて自由自在に曲を操れるようになりたいものです。



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きょうは少しカメラから離れた話をします。

『ちぇっ』と思った方もちょっと待ってください。最後はちゃんとカメラの話に結びつきますから。

IMG_0011
Leica M3 × Summicron 50mm F2(1st) × Kentmere 100

ぼくがまだテレビのディレクターをしていたころ。昭和に創業したお店や職人さんを紹介する番組を担当したことがあります。

いまだに桶で量り売りする味噌屋さんや、こだわりの下駄を作る職人さんなど、腕一本で時代を生き抜いてきた先輩たちを取材させてもらいました。

中でも強く記憶に残っているのは、東京の真ん中にある小さな印刷所。

もちろんただの印刷所じゃあありません。そこはなんと、今でも活版印刷が出来る印刷所だったのです。

みなさん、活版印刷ってご存知ですか?

文字が彫られた金属の棒(活字)をレイアウトして文章を作る、昔ながらの印刷技法です。

活版印刷は火薬・羅針盤と並んで世界の三大発明と言われる技術。活版印刷のおかげで大量に書物を作れるようになり、その書物のおかげで人類の知が世界中に広がっていった。

つまり人々の教育、文化のレベルを押し上げた要因のひとつがまさにこの活版印刷なんです。


そんな活版印刷ですが、技術の進歩とともに需要がなくなっていきました。

取材のときに聞いた話ですが、そうした流れのなか『活版を守ろう!』みたいな声は、少なくとも職人さんたちの間ではあまりなかったようです。

最も大きな理由は、簡単に言えば面倒くささ。

たった26文字のローマ字に比べ、日本語は文字のバリエーションがとにかく多いん。ひらがなにカタカナ、それに漢字と名刺やハガキ1枚にもたくさんの文字が使われます。

さらにそこからフォントや文字サイズで細分化されていく。だから活字はとんでもない量になるんです。

高齢の職人さんともなると活字を探すのも一苦労。印刷所には、ぼくの頭をゆうゆうと超える高さまで活字の棚が伸びていました。

デジタルデータは、そんな手間を一気に解消してくれたんです。

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Leica M3 × Summicron 50mm F2(1st) × Kentmere 100


今、あえて活版印刷で名刺を作る若者がいるそうです。

アナログならではの文字の凹凸、微妙に揃わない文字間や行間に温かみを感じるのがその理由とのこと。なんだかフィルムカメラみたいですね。

だからぼくも印刷所に置いてあった見本を見て『うわぁ、やっぱり活版はデコボコしてていいですねぇ。ぐっと押されたような感じも』と、職人さんに声をかけました。

すると、こんな言葉が返ってきたんです。

『いやぁ、お恥ずかしい。これを良いって言ってもらえるのはうれしいんだけど、技術的にはこれじゃあいけないんだ


意外でした。

実は、こうしたバラツキは未熟の証。本来はデジタル顔負けの整然とした印刷こそが職人さんの目指す高みだと言うんです。

高齢化に伴う技術の低下や印刷機の老朽化、活字自体のすり減りもあってなかなか当時のクオリティを出すのは難しいのが現状。それでも『活字がいい』と言ってくれる若者がいるからがんばって続けているとおっしゃっていました。

そのときは『なるほどなぁ』くらいにしか思わなかった話なのですが、これってフィルムカメラにも当てはまりますよね。

フィルムで言えば感光や現像ミス、AFのピントズレetc...

現在ではアジとして扱われるこうした現象も、当時の技術者からすれば欠陥でしかないんですよね。

これをどうにか改善するために研究を重ねたのがカメラの歴史であり、その情熱は自らが心血を注いで作ったフィルムとフィルムカメラを駆逐。誰でも間違いなくキレイな写真が撮れるデジタルカメラを生み出しました。


彼らは、今の(小さな)フィルムブームを見て、どう思ってるんだろう。

過去の傷を掘り返されて『そんなものをありがたがってるんじゃねぇよ』と怒っているのか。それとも『いやぁ、まだ当時は解決策が思いつかなくてねぇ』と申し訳なく思っているのだろうか。

きっと、そのどちらもあるのかな。

こうした歴史に対して、ぼくたちが出来ることなんて何にもない。どうしたって今のぼくたちはフィルムならではの欠陥を愛しているし。

強いていえば、いつか当時の技術者にお会いするときに『この感光してるのがいいんですよ!』なんて口にしないこと。それくらいは意識したいなって思います。

この手の話は印刷やカメラに限らずありそうです。

とりとめのない文章になってしまいましたが、台風の夜ですからね。許してください。

それではまた明日です。

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最近自分のインスタでよくやっているのが、ネガをパーフォレーションごと投稿しちゃうこと。

これがなかなかレトロで良いんです。

0M4A2230_1

フィルム写真と言ってもスマホサイズだと違いは案外わかりにくく、フィルムらしさを伝えるにはこんな方法がいいのかもしれません。

先日のブログでも紹介した横浜赤レンガ倉庫の写真はこの見せ方がすごく合いますね。どこぞの資料室から出てきた貴重なネガみたいだ。『開港当時の横浜』みたいに。



ネガの展示だってあるくらいだから、この状態には不思議な魅力があるんだろうなと思います。

さらにこの画像をもう少し引くと、面白いものが見えてきます。

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わかりますか?画面左上にうっすらと見える時間の表示。まるでデータバックで時間を入れたかのようです。

実はこれ、ライトテーブル代わりに使ったスマホの画面が透けたもの。時計の下をよく見ると、Wi-FiのマークやSoftbankも表示されてますね。

狙ったわけじゃないんだけど、これはこれで面白い。

透過させたいイラストや文字を入れたりも出来そうだし、普通に後付けデータバックとかも出来ちゃいますね(やるかどうかは別として)

0M4A2231

ほかにも、こんなふうにスマホ画面のモアレを活かすのもアリ。

この写真、最初こそ『うわ、撮り直しだ...』となったのですが、どうにか撮り直さずに済む方法を考えるうちにこのまま出すアイディアを思いつきました。

インスタにこんなエフェクトがありそうだし。

0M4A2233

これも。


フィルムカメラをやってますと言うと『えーすごい!』『こだわってるんですね!』という反応をもらいますが、実は全然そんなことなくて。

こうしてアプリ感覚で遊ぶことだってあるし、オールドレンズのフレアを『狙いです』って開き直るのもアリだ。

フィルムだからって凝りすぎず。写りよりパッケージで選んだっていいですしね。

自由な発想で写真と付き合っていきたいと思う今日この頃です。

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